水玉模様
なかなか部屋から出ていかない和紗に、だんだんイラっとしてきたあたし…。


「何?まだ何か用?」

「ホントにあやねさん…?」

「何が言いたいの?」


「―――篠田サンって人じゃないの?」

ーーーえ?

「…違うし。」

「ホントに?」

「あやねと一緒だったって言ってるでしょ!だいたい何で篠田くん?」

「あたし知ってるんだから!お姉ちゃん、彼氏いるのに篠田サンって人とも…!工藤センパイが…かわいそう!」

なんで、和紗がそんなことを…?


「和紗…?」

「ズルイよ!お姉ちゃんばっかり…!」


和紗…泣いてるの?

あ…そういう事…?



「瞬とは…別れたから。」

「え…?」

あたしの言葉が信じられないといった風の和紗は、目を丸くしていた。

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