そんな僕でも愛してほしい。〜拾われた彼らとの運命〜
「ねえ、まさか君たち三人、記憶喪失ってやつなの?」
恐る恐る私は三人に聞いた。
三人はさあ、とでも言うかのようにしながら首をかしげた。
『一時の記憶がないんだからそうなんじゃね?』
面倒くさそうにしながらくちを開いたのは、星矢だ。
その疑問を確信へと変えるため、最後の質問をした。
「自分の小さいころの記憶ってある?」
三人の答えはそろって、
『うん』
とつまらなさそうな返事が返ってきた。
三人その口調から、記憶喪失って言われたのにも関わらず、動揺をしている様子もなく、冷静だなと感じた。
そんな思いに浸かっていたなか、私はある重大なことに気がついた。
ワタシハ
コノヒトタチト
キオクガモドルマデ
イッショニイナキャイケナイ
24歳の私、同い年の男との同居生活。
果たして私は耐えられるのだろうか。