二度目の初恋
見事にこけてトートバッグの中身の着替えの服が全部ではないが出てしまった。

そんな私を理人が興味を示さないわけもなく・・・

「あらら~~派手にこけちゃったね~~。大丈夫?」

言葉とは裏腹に棒読みの全く心配してない言い方だ。

だけどいちいち反応してはいられない。

バッグから出てしまった服をしまおうと手をのばしたら

私より先に理人が服を掴んだ。

「・・・なにこれ」

そうなるよね。だってこれワンピースだもん。

「・・・着替えです」

理人は手に持っていたワンピースをじーっと見てたかと思うと

それをスッとわたしに差し出す。

「だったら着替えればいいじゃん」

思ってもいない言葉に驚いて目をパチパチさせると

理人は関心なさそうに席に戻り御飯を食べ始める。

「あの・・・いいんですか?着替えて・・・」

「そのために持ってきたんだろう?」

目線を合わさずに黙々と御飯を食べる理人に私は深く頭を下げ

バスルームへと向かった。

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