二度目の初恋
時任さ・・・いや聡に手を引かれ寝室に入る。

正直今日、こんな展開を迎えるとは全く思っていなかった。

というか根拠はないけどまずないと思い込んでいた。

だから心の準備など全く出来ていないし、ぶっちゃけ手順すら

わからない。

「緊張してるよね」

でも聡は私の今までの事も

勿論私が処女だって言うことも知っている。

「どうしても嫌なら言ってくれ。無理強いだけはしたくないから」

背中を摩りながら優しく声を掛けてくれる聡に私はゆっくりと頷いた。

そして促させる様にベッドに腰掛けると聡の顔が近づいて

キスしながらゆっくりと押し倒された。

寝室はキス音とお互いの息づかいしか聞こえない。

そしてゆっくりとワンピースのボタンを聡が外していく。

緊張でどうにかなりそうだけど

怖くはなかった。

・・・いややっぱり少し怖いかも・・・

歯の治療の時、痛かったら左手挙げてって言われることあるけど

ここでこれは有効なの?

なんてことを考えていると

聡の唇が私の首から順に下へと降りてくる。

ドラマやマンガでしか見たことのないし知識もあまりない私は

もう恥ずかしいのやら怖いのやらしかも

人に触らせたことのない胸やもっと下に触れられ

「あっ・・・んっ」

自分の意思とは関係なく漏れる声は自分じゃない声で

はずしく手を口に当てる。

だけど完全に受け入れる心の準備が出来ていなかった私。

それは聡にも伝わっていたのだろう、聡の動きがぴたりと止まった。
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