Pathological love 番外編
サプライズ当日。
今朝は、さすがにまだよそよそしい態度だったけれど、連理にはスケジュール確認も出来た。
次の仕事の打ち合わせがてら、ランチを食べるらしいので、時間は余裕がある。
私は休日だから、朝からたっぷり準備が出来る。
「よ~し!!やるぞ~!!」
どんな料理にしようか徹夜で考えた。
最初はお洒落な洋食とかに、挑戦してみようかと色々調べてみたけれど、やっぱり最終的に決めたのは、今まで彼が教えてくれた料理。
私達の思い出を振り返る意味でも、丁度いい気がした。
久し振りの1人での買い物は、空を仰ぐと気持ちが良く、青空が光っている様に見える。
「う~ん……気持ちいい。」
いい事しか起きない様な天気に、私は完全に浮足立っていた。
いつものアーケードを歩いていると、雑貨屋さんのショーウィンドウには可愛い食器が並び、思わず足を止めた。
「食器も新調しようかな?……あのお皿に載せたら美味しそうに見えそう。」
食器とキャンドルにテーブルクロス、うっかり衝動買いをしてしまったけれど、今日のサプライズには必要な物と自分に言い聞かせた。
「食材も買ったし、後はもう無いよね?う~ん……」
歩きながら買ったものをチェックしていると、お気に入りのショップが目に入った。
お洒落なマネキンにはフェミニンなワンピースが飾られている。
「可愛い…………。こんなのが似合ったらいいのになぁ。」
ショーウィンドウに、映った自分を見て溜め息をついた。
「私にはどうしたって似合わないわね……。」