Pathological love 番外編
綺麗だと美人だと周りには言われるけれど、可愛い物との相性は全く悪い私の顔。
以前から集めている観賞用のフェミニンなワンピース達も、私に買われて嘸かしガッカリしている事だろう。
「今日、何の服着ようかな?」
後ろ髪を惹かれながらも、私は帰宅の途についた。
家に着いてからは、フル回転で私は料理の下ごしらえに入った。
その後は、部屋を掃除してセッティングして、シャワーを浴びて新しい服に着替える。
疲れて帰ってくるだろう連理の為に、お風呂も沸かしておいた。
「ふぅ~……完璧!!」
間接照明でいい感じのムードも演出してみた。
「あ~疲れた……連理何時に帰ってくるかなぁ?」
携帯電話を眺めながらソファーに凭れた。
「髪の毛、折角完璧にセットしたんだから……崩さない……様に……しな……きゃ………………」
昨夜の寝不足が祟ったのか、私はソファーに座った途端、眠りについてしまっていた。
それからどの位経ったのだろうか、夢現の中で聞き慣れた音楽が鳴っているのに気づいた。
(あれ?……この曲……なんの曲だっけ……?)
少しづつ鮮明になっていく意識。
(この曲は……)
「げっ玄関のベル!??」
私はバッと飛び起きてインターホンの前に走った。
モニターには、マンションの下の入口で、開けてもらうのを待っている彼が映っている。