Pathological love 番外編

サプライズは何とか出来るとして、問題なのはその後の誘い方だ。

さすがに友にも、一から十まで聞く事も出来ない。

徳永さんの時は誘わなくともリードしてくれてたし、斎藤さんやセフレの場合は、体の関係目的で声を掛けていたから頭を悩ませる事は無かった。


「あっ!そうだ!」


脳裏に浮かび上がった顔に、急に思い立った私は、即座にその場所へ向かった。


「よくいらっしゃいました…どうぞ、こちらへ。」


優しい微笑みに少し安心して、中に入る。


「黒木先生……急に来てしまってすいません。思い立ったらじっとしていられなくて……。」


「構いませんよ?寧ろ嬉しいですよ。私を思い出してくれて。」


微笑みながら向かいのソファーに座ると、ティーポットから琥珀色のお茶を、ガラスのティーカップに注いだ。


「さぁ、お茶をどうぞ…………。」


「はい……頂きます。」


「……さてと、今日はどういったお話ですか?」


「あのう……とても言いにくい事なんですが、笑わないで聞いてくれます?」


「笑いません……どうぞ。」


真剣な瞳に促され、私は決心をして話し出した。


「実は外邑さんの所から戻ってから数カ月が経って、体の調子も戻り、私的にはすっかり前と変わらない生活が出来る様になったと思うのですが……あの……なんていいますか、進展が無くて…………分かります?先生?」


「あぁ……そろそろsexしたいとゆう事ですね?」


ボッと一気に顔が熱くなったのが分かった。



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