【完】私の甘い彼氏様
「きっつー!」
でも、綾羽をだっこしながらの階段は…キツい。
自分の体だけ上らせるのもキツかったのに、無茶した。
やっと三階に着いた頃にはもうヘトヘト。
「はぁはぁ…」
「美亜、無事?」
「なんとか」
「美亜たんだいじょぶ~?」
「ん」
綾羽…大きくなったね。
私の心配できるなんて…!
お姉ちゃんは感動だよっ…!!
「碧、お待たせ」
「ごゆっくり~」
「ありがとお母さん」
碧がお母さんに頭を下げるとお母さんは一階へ。
「美亜たん!美亜たん!」
「あっ!碧!紹介するね。妹の綾羽。2歳だよ」
私が綾羽を紹介すると碧は目を見開いて驚いていた。
「妹いたの?」
「うん。四兄弟なの」
「よんっ!?」
「そうだよ?」
言ってなかったっけ?