純愛小説家
もしかしたら。
あの頃、俺は予感していたんだろうか。

本気で誰かを、好きになる、怖さを。

そして…。

大切なひとを、失う怖さを…。

三嶋は。
あの頃から、どこか特別だった。

俺はこんなふうに。
三嶋にのめり込むのが、怖かったのかもしれない…。


“……………”


出会いの隣にはいつも。
別れがある…。

あの頃。
それだけは、分かっていたから…。

だとしたら。
俺は相当な臆病者で。
相当な、


─バカだ…

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