純愛小説家
いつもどこか、三嶋を思い浮かべながら小説を書いて。

誰にも、本気になれない、嘆いてた。

その理由に、いま、ようやく気づくなんて。

罵る価値もない。

心の隅。
その奥の、また奥の方。

気づかないように、気づけないように、ずっと中に押し込めて…。


─後悔しないように


とってきた行動は、すべて逆効果でしかない。

取り返しすら、つかなくなってしまった。

後悔しないための行動だったけど。
やっぱり俺は、三嶋に逢いに来るべきじゃなかった。

せめて、再会したあの夜。
気持ちを、抑えるべきだった。

ただの。
同級生で……。

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