純愛小説家
エアコンを切ったままの熱帯夜。

ふと、視線を窓に移すと。


“……………”


せつないくらいに綺麗な月が、俺たちを照らしていた。


─ザザァ…


静かな波の音。
部屋を照らす、月明かり。

こんな綺麗な異国の夜。
すべては完璧なのに。

もう二度と。
グアム(ここ)に来ることはないだろう、思った。

思い出すのは。
あまりに苦しすぎるから…。






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