純愛小説家
三嶋が、最初からその素振りを見せなければ。

とりあえず。
いつものように、食事をしよう、思った。

なるべく。
三嶋に罪悪感が残らないよう。
悪いのは、俺なんだと思えるよう。


別れたかった。


別れる…って言い方も。
俺たちは、

【恋人】

呼ばれる関係にないし。
違うかもしれないけど…。

お互いの気持ちはそれぞれにあるのに。
過去の想いしか伝え合っていない、あいまいな関係。


“一緒にいる”


三嶋的には。

過去の恋を終わらせる。

そんな感じ、だろうか…。

いつも口にしようとしてるその言葉が。

俺の望んでるものだったらよかったのに……。
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