純愛小説家
料理が出来上がって時計を見ると。
三嶋が来るまでにはまだまだ時間があって。


─はぁ~…


俺は深いため息を吐いた。


じわじわと。
生殺しにされてる気分だ…。


ため息をつくと、幸せが逃げるってよく言うけど。
今まで何度となく、ため息をつき続けてきた結果が、これなのか。

なんて…。

ため息は、癖のようなものになっていて。

もし、それが迷信じゃなかったら。
どれだけの幸せを逃してきたことになるのか…。

俺は苦笑いして、ソファーに座ると。

暇つぶし、じゃないけど。
何となく、テレビのスイッチを入れた。

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