純愛小説家
「今日、映画やってたね。観た?仕事だったから録画しちゃった」
「あ……、うん…」


数時間後。


「っていうか。これ、宥が作ったの!?おいしそー!」


だいたい、いつもと同じ時間。
三嶋が来て。


「…食う?」
「うん!お腹ペコペコ」


2週間ぶり。


「あっためる」
「あっ。それくらいは私やる」


構えていた俺の予想に反して、三嶋はいつも通りで。


いや…。


いつも“以上”に。
“三嶋”だったかもしれない。


「じゃあ、頼むかな」
「ん」


とりあえず。
食事はムダにならなくて済みそうだった。

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