農民生まれの魔女
zzZ

「イヴ、起きたほうが身のためだよ」
肘でとんと突く
レムもイヴと同じように立派に成長した

「え〜だって眠いんだもん
しょうがないな〜」

イヴは懐からペンを取り出した

「それでどうするの?」
レムは最初イヴの行動が予測できなかった

キュポッとペンを開ける音がした後
レムは理解した

…ありえない……

目の前には、目は閉じているはずのに不自然な形の目があるイヴがいた

まさかの描くという発想はなかったな
はは、傑作だ

レムは隣で失笑していた

入学式はたんたんと校長の話が続いた
最後に進入生代表の一言スピーチ
が発表される

今年は誰だろ
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