夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
「……幸せ、ですか?」
初対面の少女からの不思議な質問。
…けど、何だか一生懸命な少女。
私は彼女を、好きだなって…思った。
「……うん。幸せ。
ヴァロンと出逢えて、私は幸せだよ!」
少女の質問に笑顔で答えると、
彼女はまた微笑んで…再びヴァロンを見た。
「…過去に、捉われないで下さい。
……。止まない雨はない。
きっと貴方の真上に、虹は架かっていますよ?」
少女はペコッとヴァロンに頭を深く下げて、
少しして顔を上げると…。
彼の横を通って、足早に歩き出した。
「……。……待て…。
…っ……おい、っ…待て……!」
その場を去ろうとした少女の手を、
ヴァロンが駆け寄りパシッと掴んで…止めた。