夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
「……っ…。名前…。」
「……え?」
「…名前、教えて……。」
手を掴まれてなのか、
名前を聞かれてなのか…。
少女は少し躊躇った様な表情を見せた。
……けど。
真っ直ぐ自分を見つめるヴァロンに、微笑む。
「……ユイ、です。
”結ぶ”って書いて…ユイ、と言います。」
「……。
そっか、良い名前だな…。」
少し見つめ合っていて…。
ヴァロンはユイちゃんの手を放すと、
胸ポケットを漁って自分の名刺を取り出した。
「……何か困った事があったら、来い。
これがあれば、優先的に仕事を受けてやれる。」
ヴァロンはそう言って、
ユイちゃんの手に名刺を握らせる。