夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
私がヴァロンの自宅を訪れると、
彼はまだ任務から帰宅しておらずアカリさん一人。
部屋に上がらず帰るつもりだったが、
アカリさんに誘われて…つい断わり切れなかった。
昔は何度も訪れた筈だったヴァロンの自宅。
そこにアカリさんと二人きりで、
なんだか落ち着かない。
どんな会話をしようか悩んでいた私に、
アカリさんが出してくれたのは私の好きなハーブティーだった。
「ハーブティーお好きなんですか?」
まさかの偶然に驚いた私がそう尋ねると、
アカリさんは首を横に振った。
「今日初めて淹れました。
ヴァロンが言ってたんです。
シュウさんが来た時はハーブティーだって。
…お好きなんですよね?」
その答えに更に驚く私。
だって、私は今まで一度だって…。
ハーブティーが好きな話なんてヴァロンにした事がなかったのだ。