好きだと思うんですがっ!?

「そうだな、浮田は古柳と忙しいんだよな」


星野くんは憎たらしい顔を向けながら、そんな言葉を吐き捨てた。

文字通り、吐き捨てるみたいにそう言った。

あたしは星野くんのそんな憎たらしい顔をひと睨みしてから、顔を背けた。

苛立ちと憎たらしさと、そしてーー悲しみの感情から、あたしは星野くんに顔を向けられなかった。

あたしが顔を背けた後、星野くんが歩き出す砂利の音が聞こえてきて、その音が徐々にあたしの元から離れていくのを静かに聞いていた。



ああ、どうしてこうなったんだろう……?



なんて、星野くんがかき鳴らす砂利の音を聞いていると、少し冷静になる自分がいる。


なんでこうなったんだっけ? なにがいけなかったんだっけ?

数日前まであたし達仲良かったし、楽しくやってたよね?

いい感じだったよね?


前に進路希望表の事で先生に呼ばれてるなんて嘘ついた事も、古柳くんと仲良く話してるあたしを見てヤキモチ焼いてくれたからなんでしょ?

デートにだって誘ってくれたのも、ポップコーンの時に手を繋ごうとしてくれたのも全部、あれ全部ーー。




「星野くんは、あたしの事が好きなんでしょ……?」



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