好きだと思うんですがっ!?
「やけに、素直だな」


気づいたら俯いていたあたしの頭。その頭をポンポンと優しく撫でる、星野くんの大きな手。


「一個だけ、確認するけど……古柳の事は好きだったのか?」

「違う」


それははっきりしてる。星野くんの気持ちが分かったからこそ、はっきりと言える。


「あたしは星野くんが好きで、古柳くんじゃない」


星野くんの手つきが、さらに優しくなった気がした。


「じゃあ、許す」


そう言って、星野くんは再びあたしを抱きしめた。

再び星野くんの温もりと香りに包まれて、あたしはほっと肩をなでおろした。

もう行き違いになるのはごめんだ。後悔するのはあの一度で十分だから。


「……ねぇ、星野くん。あたしもひとつ確認してもいい?」

「……なんだよ?」


声に暖かみが戻ってる。いつもの星野くんだ。


「星野くんは、あたしのこといつから好きだったの……?」


気がつけば星野くんと目が合うようになって、授業中に口パクでやり取りするようにもなって、よく話をするようにもなった。

でもそれって、いつからだったっけーー?


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