― BLUE ―
するとどこか安心したように、ふっと微笑んだ杉本。
「公園に行くといつも見かける男の子がいた」
「うん」
あたしが真琴からマコになった場所だ。
男の子の名前と一緒だと知った、あの公園にいたのが…。
「その男の子とは一緒に遊んでるわけでもないのに、なぜかいつも近くで一緒にいることが多かった」
いつも近くにいた。
「それで…」
だけどなんだか喉の奥の方が熱くなってきて、うまく喋れなくなってくる。だってさ、こんなことってあるの?
「あたしが公園に行くときは…なぜか…いつも…そこにいた。その男の子が…一緒にいてくれるから、あそこでひとりで待っていても…平気だったん…」
その子が。
「あれって、杉本………だったの?」
「うん」
「う、うそっ?」
なんだか杉本の顔がよく見えない。
あの日は、たしか———
いつものように公園で過ごしていると、遠くから母が“真琴ーー”って、あたしを呼びに来た。
そのとき男の子も一緒に反応して。
『名前マコトっていうの?』
急に話しかけてきた男の子にビックリしたのを覚えている。
『女の子なのに同じなんだね。ぼくの名前もマコトっていうんだ』