― BLUE ―

補習は同学年がひとつの教室に集まる。輝かしくもない栄光ではあるけれど、言わば選ばれた各クラス代表たちが揃うってわけ。

あたしのクラスからは4人。全クラス集まっても40人ぐらい。

うちの学校は二年になると特進科と普通科に別れるせいもあり、この冬が勝負だといわんばかりに学校側が力を入れる。補習を受けなければならないあたしは、学校のお荷物にならないように底上げ対策だ。

だけど千草が一緒だということもあり、ホッと胸を撫で下ろす。


そして補習がないひとたちは、揃って冬休みに突入!!

心底うらやましいっ!


「ぎゃ!どうすんの? あーーもう、マコのバカ!」

「あはは。知らないよ〜ん」


補習がはじまると千草と一緒にいることが多くなる。お互い、それしか予定がない。


「やっぱ、マック?」

「だね」


補習は午前中で終わるため、お腹を空かせたあたしたちはよくマックへ行った。美耶と待ち合わせをして3人で会うこともある。

千草は美耶とは違って少し天然で、かなりすっとぼけたところがある。なのに切れ味は鋭い。

見た目は童顔のかわいらしい感じの女の子だけれど、喋るとそのイメージとはかなり違った声と鋭い突っ込みが最高だ。


「マコってさー? いーーっつも携帯握ってるよねぇ」

「そお?」


だって杉本からの連絡がないんだもん。

< 84 / 175 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop