― BLUE ―
補習は同学年がひとつの教室に集まる。輝かしくもない栄光ではあるけれど、言わば選ばれた各クラス代表たちが揃うってわけ。
あたしのクラスからは4人。全クラス集まっても40人ぐらい。
うちの学校は二年になると特進科と普通科に別れるせいもあり、この冬が勝負だといわんばかりに学校側が力を入れる。補習を受けなければならないあたしは、学校のお荷物にならないように底上げ対策だ。
だけど千草が一緒だということもあり、ホッと胸を撫で下ろす。
そして補習がないひとたちは、揃って冬休みに突入!!
心底うらやましいっ!
「ぎゃ!どうすんの? あーーもう、マコのバカ!」
「あはは。知らないよ〜ん」
補習がはじまると千草と一緒にいることが多くなる。お互い、それしか予定がない。
「やっぱ、マック?」
「だね」
補習は午前中で終わるため、お腹を空かせたあたしたちはよくマックへ行った。美耶と待ち合わせをして3人で会うこともある。
千草は美耶とは違って少し天然で、かなりすっとぼけたところがある。なのに切れ味は鋭い。
見た目は童顔のかわいらしい感じの女の子だけれど、喋るとそのイメージとはかなり違った声と鋭い突っ込みが最高だ。
「マコってさー? いーーっつも携帯握ってるよねぇ」
「そお?」
だって杉本からの連絡がないんだもん。