― BLUE ―

いまもし、あたしのこの姿をマックの2階の窓から眺め見ることができるなのならば、その目にあたしはどんな風に映るのだろう。

いつも眺めている場所に、あたしがいる。
なんだか不思議な気分。


それにしても大晦日なのもあるせいか、この時間でも溢れかえるように人が多くて賑やかだ。混雑する中、杉本の姿をちらちらさりげなく探しながら時間をもてあます。


やっぱ寒いな。
吐く息は真っ白だ。


携帯で時間を確認。
確認するたび、あたしと杉本のお気に入り写真が目に入る。

写真が見たいのか、それとも時間が見たいのか。

どっちかわからないけれど何度も何度も確認してしまう。


「ねー、彼女。待ち合わせ??」


声をする方を見ると知らない男の人だった。


「あー…はい」


知らないひとが馴れ馴れしく喋ってくるとき、同い年ぐらいの人だと敬語で喋る方がいいのかどうだか悩んでしまう。美耶はタメ口だったけれど、あたしはなんか無理だった。


「んーと、彼氏まち?」

「違います、が」


ふと視線を逸らせてみれば、駅前広場の大きな時計が目に入ってきた。

あんなとこに大きい時計あるじゃん。
あたしが携帯を見ていたのは、時間を見る為じゃなかったのだ。

その大きな時計は、待ち合わせの時間まで後数分をさしていた。

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