御曹司と偽装結婚はじめます!
フカフカのベッドに座り、反省タイム。


私はどうもすぐに人を信じすぎるらしい。

社会人になってすぐ、取引先の男の人に『母親が入院していてお金が必要なんだ。来月必ず返すから』と言われてそれを信じた私はお金を貸しそうになり、寸前で借金があることを耳にして回避したなんてことまである。


おそらく、今日の披露宴のときのように男の人とうまく話せないのも、信じる信じないの境界線をどこで引いたらいいのかわからないからだと思う。


本当は人のことを疑ったりしたくない。
でも、悪意を持って近づいてくる人がいることも知ってしまった今、ビクビクして相手の話が終わるのを待つだけになってしまった。


それなのに、香川さんの子猫を見る目があんまり優しかったから、なにも考えずにまた信じてしまった。
今回は結果としていい人だったから助かっただけだ。


ちっとも成長できない自分に溜め息が出る。
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