暁天の星


満遍なくやったところで時計を見た。



昼までまだ時間がある。



菫はまだ爆睡してるし、俺もちょっと休憩しようかな。


ソファに寝転がる菫を持ち上げて、横になった俺の腹の上に乗せた。



軽…。




風邪引かねえように菫にブランケットをかけて、頭を撫でてた。



昼飯も作らなくていいし最高〜…。



なんて思ってたら、俺もいつのまにか寝てて。





ガチャガチャ音がするからゆっくり目を開けた。



晃…。


帰ってきてる…。




「…晃。」

「お、ハル。起きた?」



やべえな、寝すぎた。




菫はまだ腹の上で眠ってる。



起こさねえようにずらしてソファからすり抜けた。




「…飯食うの?」

「もう昼だからな。お前らずっと寝てたの?」

「ん。」

「菫起こせ。飯はみんなで食った方が美味え。」




ソファでスヤスヤ眠る菫を起こす。



寝癖がついたチビは吸い込まれそうな大きな瞳で俺を見上げた。


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