プライベートレッスン 〜 同居人の甘い素顔
「……どうなんだい、仕事のほうは」
私の脇に「よっこいしょ」と言いながら腰を下ろした。
そっちに話題を振ったか。
お父さんは清美おばさんに歯が立たない。
「うん、頑張ってるよ」
「祐希くんとは、その……どうだい?」
「……どうって?」
祐希の名前が出てドキッとしたものの、平静を保って聞き返す。
「いや、うーん、そうだな……」
なんともはっきりしない。
お父さんは頬をポリポリ掻きながら、目をあちこちへと泳がせていた。
「うまくやってるよ。足手まといにならないようにするのに必死」
「うんうん、それから?」
「……それからって?」
いったいなにを聞きたいのか。
お父さんが私の質問返しに困ったように笑う。
「祐希くんは――」