プライベートレッスン 〜 同居人の甘い素顔
それと同時に部屋が明かるさを取り戻す。
祐希が照明を点けたのだ。
――どうして?
鼓動が嫌な音を立てる。
ベッドサイドで小さくなっていると、祐希が顔を覗かせた。
「出てきてください、日菜子さん」
――元に戻ってる。
さん付けも、敬語も。
その落差に頭が追いつかない。
大きく動揺しながら祐希を見上げると、彼が手を差し伸べてきた。
……終わり、なの?
手を取るのを渋っていると、祐希は半ば強引に私の腕を掴んで立ち上がらせた。
彼は私の洋服の乱れを直してから背を向けた。
「……祐希?」
「こんなこと、やめましょう」
「え、どうして?」
「僕が教えるなんておかしな話です。僕もどうかしていました」
なにを今さら。
祐希は了承してくれたじゃない。