プライベートレッスン 〜 同居人の甘い素顔

コーヒーハンターとかいうプロフェッショナルまで知り合いだとは。


「日菜子様? 聞いてらっしゃいますか?」


一気に壮大な話をされて放心してしまった。


「う、うん……」


小刻みに頷く。


「あまりにもすごくて反応できなかったの」


雪さんは少しだけ満足気に顎を持ち上げた。


「もう少し早くコーヒー豆が届いていれば、日菜子様がこんなにお疲れになることもなかったですね。申し訳ございません」

「やだ、雪さんってば。私のほうこそ感謝しなきゃならないのに。本当にありがとう」


私の目の前には、合計八キロものピンクブルボンが集まることとなった。

これで、祐希に宣言したとおり。
雪さんの力によるところが大きいけれど、本当によかった。


「祐希は帰ってる?」


早速報告しようと思ったのだ。

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