プライベートレッスン 〜 同居人の甘い素顔
専門用語を追いかけることばかりに必死で、内容は今ひとつ入ってこなかった。
それでも、祐希がもしも前もって用語集なんかを貸してくれなければ、私には本当にチンプンカンプンで外国語を聞いているように感じただろう。
つまり、それから比べればちょっとはマシだと。
でもきっと、今の祐希のセリフは照れ隠しだ。
その証拠に耳がちょっと赤い。
そういえば、ジョギング中になにかで誉めたときも同じ反応だったっけ。
誉められることに意外と弱いのかもしれない。
祐希のちょっとした弱点を見つけて、なんだか嬉しくなったのだった。