SaltyTriangle*
楓、お母さんのリアクションに続いて、葵のリアクション。
最後の葵の発言、小6にしては荒んでないか?
お姉ちゃん心配……。
「まじか、それはちょっと興味あるな…。」
「えー、楓。美人って聞いた瞬間態度変えるなんて、私失望した〜。」
冗談混じりに楓の肩をつつきながら言って見る。
すると呆れたような、くだらないものを見るような目をむけられた。
「あ、はい。冗談です。」
「青峰のトップクラスじゃ、俺は太刀打ちできない気がする。」
「楓、成績にこだわる方だっけ?今までは自然に学年トップ取ってたけど。」
「いや、こだわってなかったけど。いざその座が危うくなると、名残惜しいというか……」
へぇ、そういうもんか。
私はビリさえ取らなきゃなんでもいいレベルだからなー。
腕を組みながら何かブツブツ言っている楓を横目に、私は綺麗に盛り付けられたローストビーフを頬張った。
「かえ兄も大変だね。」
そんな楓を心配そうに見つめる葵がボソッと一言。
「そうだよ。高校入ったらね、みんな受験乗り越えて来た人だから、学年トップ取るのは難しいんだよ。葵もいつかわかる。」
って言ったのは、楓じゃなくて私。
そんな私を、葵はまた冷たい目で見てくる。
「俺はなんで梓が高校受験成功したのかが未だにわからない。………バカなのに。」
「こら!はっきり言わない!」
と、ちょっと怒ってみるけど。葵の言う通り。
私だってわからんわ、そんなもん。
ちなみに、葵は先に言ったように相当頭が良い。
私がお母さんのお腹の中に落としてきた知能を、多分葵が拾ってきたんだと思う。
「梓は学年トップなんて取ったことないものね。ビリはあるけど。楓くんと葵にわかっても、梓がその難しさをわかることは、お母さん一生ないと思う。」
うわ、なんだろう。
お母さんの言葉に棘しかないんだけど。