夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
バタバタしている気配が気になり、私は席を立つと扉を開けて廊下を見渡した。
すると、白衣をまとった何人かの医療施設の人物の中に見慣れた姿。
「!…ホノカさん、何かあったんですか?」
「!……シュウさん!」
私が名前を呼ぶと、茶髪のショートカットの女性が振り向き駆け寄ってくる。
私の妻の、ホノカさんだ。
ホノカさんはこの医療施設の医師。
ミライを産んで暫くは休んでいたが、元々優秀だった彼女は二年程前からまたここで働いている。
「誰か怪我人でも?」
私はホノカさんに尋ねながらもう一度辺りを見渡す。
医師の人数が普通より多い。
余程の大怪我なのかと気にかかる。
すると…。
「いえ、それがまだよく分からなくて…。」
「?…よく分からない?」
珍しい彼女の発言に私は顔をしかめた。