夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】

ここに運ばれて来るなら大体その人物の事や状態が、何らかの形で先に連絡が届いている筈だ。
人物が分かればどんな任務に行っていたかで、到着時間やどんな怪我なのかの可能性や処置を考えて事前に対処をするのに…。

分からない?
疑問を感じている私にホノカさんが言葉を続けた。


「それがどうも、運ばれて来るのは配達人ではなくて…身内の方みたいなんです。」

「……身内?」

「はい。えと…。
調査員のレナとレイからの連絡で、警護をしている奥様が急に苦しみ出して倒れたと…。」

ホノカさんの現在届いている報告書の読み上げに、私は耳を疑った。

……。

今朝依頼人の元へ行く前にヴァロンが、レナとレイに鍵を預けていた様子が頭に浮かぶ。
アカリさんの様子を見に行ってくれと頼んで、いた…。


まさか、運ばれてくる身内って…。

……
………。
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