夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】

同情してくれたシュウさんに私はつけ込んだ。
彼を傷付けたくないと思いながらも、この機会を逃してはもう駄目かも知れない、と…。
身体を重ねて繋ぎ止めようとした。

私を抱く度に辛く苦しそうなシュウさんを見ないフリをして…。
その日を境に私達は毎晩の様に交わった。

……。

…そして、
自分の気持ちを抑え込み続けていたシュウさんが……。


「っ…ヴァロンッ……。」

私を抱きながら…
愛しい人の名前を呼んだ。

その切ない、届かない想いを求める声。
悔しい位に、綺麗な声だった。


おかしいかな?
私はそんなシュウさんをまた好きになってしまうの…。

叶わないと知りながら、
夢を追いかける様に一途にヴァロンさんを想うシュウさんの心に…惹かれてしまう。
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