夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】

人を好きになる気持ちに、
何を恥じる事があるんだろう?

私がシュウさんを好きな様に、
シュウさんもヴァロンさんが好きなだけ…。
ただ、それだけ。

私には、
シュウさんを責める事なんて出来ない。


諦められなくて諦められなくて。
苦しくても、辛くても…消せない気持ち。
少しでも、今だけでもいい。
傍に居たいという気持ち。

痛い程、分かるから。


だからお願い。
私に”ごめんなさい”なんて思わないでほしい。

この結婚を利用してるのは、私も同じ。
”跡継ぎを設けなくてはいけない”という、
シュウさんの理由を私も利用して傍にいるんだから…。


「私は貴方と子供と三人で暮らせたら、
それ以上はもう何もいりません。
……あ、でも。時々…。
時々でいいから、ギュッて抱き締めて下さい!」

ミライを…。
子供を理由にして縛る私の方が、
きっと貴方よりも酷い人間だと思った。

〈回想終了〉
< 243 / 355 >

この作品をシェア

pagetop