夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
シュウさんの病に良い治療法や薬を見付ける事で、私が近付ける様に…。
ヴァロンさんは気付いていた。
幼い頃から、組手をする二人を私が見ていた事…。
私がシュウさんを好きな事。
私が結婚して、
上の医師達に嫌味を言われていた時も助けてくれた。
近くにあった椅子をガンッ!って蹴飛ばして、鋭い眼光で睨み付けて追い払ってくれた。
やり方は少し不良みたいで、荒っぽい時もあるけど…。
ヴァロンさんは優しい人。
そんな彼の、雰囲気が変わった。
明らかに結婚してから表情も柔らかくなった。
”アカリ”…。
特別な言葉の様に穏やかに奥さんの名前を呼ぶヴァロンさん。
ヴァロンさんには幸せになってほしい。
昔は、シュウさんの笑顔の為にそう思った。
…でも、今はそれだけじゃない。