夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
「?っ……アカリ?どした…?」
泣いているアカリ。
俺が慌てて抱き締める様に慰めると、彼女が首を横に振りながら涙を拭い微笑む。
「っ…ごめん。これは、嬉し涙!」
ふふっと微笑ってアカリが言った。
「……その話。
お母さんに聞いた事が、ある。
……っ…そっか。ヴァロン…だったんだ…///。」
アカリの母親がどんな風に彼女に話したのかは分からないけど…。
俺を見て微笑むアカリが本当に幸せそうで、綺麗で…眩しかった。
……。
窓から射し込むオレンジ色の陽が俺達を照らす中、アカリが鞄を漁って…。
さっき買い物で買って来ていた小さな可愛い手提げの紙袋を、差し出した。