夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
「…アカリは本当に俺を誘うのが上手いね。
きっとアカリがその気になれば…。
俺の事、簡単に殺せると思うよ?」
寝室まで運んで、
ヴァロンは私を抱いたままベッドに座った。
「アカリが差し出した物なら、
俺きっと何の警戒もせずに食べるだろうし。
アカリの唇や口に毒が含まれてても、きっと拒まないから…。」
彼は微笑みながら、
私の唇に指をなぞらせてそう言う。
「そ、そんな事っ…しないもん!
何でそんな…意地悪言うのっ……///。」
さすがの私も拗ねて、
ムッと表情をしかめて見つめた。
すると、またヴァロンがクスクス笑って。
私の頰にチュッと口付けると耳元で囁く様に言う。
「…それくらい、
アカリの事を愛してるって事。」
「!///っ…きゃッ。」
甘い言葉を囁かれて…。
私はそのままベッドに組み敷かれると、あっという間に彼に酔わされていった…。
……
………。