ホテル王と偽りマリアージュ
「私は要さんなんかどうでもいい。私が好きなのは一哉なの!!」
『えっ』
イラッときた勢いのままに、ほとんど怒鳴るようにそう言った。
生まれて初めての告白なのに、こんなんじゃほとんど喧嘩腰。
しかも、即座に聞き返してきた一哉の声が本当に驚いたようにひっくり返っていたから、更に怒りが煽られた。
「一哉も要さんも、私の気持ち丸無視で、勝手なことばかり言わないでよね!! いい? 私は一哉の物でもないし、もちろん要さんの物でもない。誰がどう本気だろうが、奪うだの譲るだのって扱いされるのは大迷惑! 私が誰を好きになるかなんて、私の勝手でしょうが!!」
唾が飛ぶ勢いで怒鳴り続ける。
もちろん一哉は、私の迫力に押されて言葉を挟むことも出来ない。
「一哉が私のことなんか本当にどうでもいいのは、よ~くわかってます。それでいいわよ。そういう契約なんだから。でもねっ!」
息を吐きながらしゃべり続けて、自分の声で噎せ返る。
『椿?』と、そ~っと呼び掛ける一哉の声を聞きながら、私は一度呼吸を整えた。
そして。
「契約外なのは承知の上で、言わせていただきます。私、今後は一哉に恋させてもらいます!!」
『っ……』
「じゃ」
『えっ』
イラッときた勢いのままに、ほとんど怒鳴るようにそう言った。
生まれて初めての告白なのに、こんなんじゃほとんど喧嘩腰。
しかも、即座に聞き返してきた一哉の声が本当に驚いたようにひっくり返っていたから、更に怒りが煽られた。
「一哉も要さんも、私の気持ち丸無視で、勝手なことばかり言わないでよね!! いい? 私は一哉の物でもないし、もちろん要さんの物でもない。誰がどう本気だろうが、奪うだの譲るだのって扱いされるのは大迷惑! 私が誰を好きになるかなんて、私の勝手でしょうが!!」
唾が飛ぶ勢いで怒鳴り続ける。
もちろん一哉は、私の迫力に押されて言葉を挟むことも出来ない。
「一哉が私のことなんか本当にどうでもいいのは、よ~くわかってます。それでいいわよ。そういう契約なんだから。でもねっ!」
息を吐きながらしゃべり続けて、自分の声で噎せ返る。
『椿?』と、そ~っと呼び掛ける一哉の声を聞きながら、私は一度呼吸を整えた。
そして。
「契約外なのは承知の上で、言わせていただきます。私、今後は一哉に恋させてもらいます!!」
『っ……』
「じゃ」