ホテル王と偽りマリアージュ
どこか妖艶に目を細め、彼はいきなり私を横抱きに抱え上げた。
「ひゃっ……」
俗に言うお姫様抱っこに慌てて、私は反射的に一哉の首に両腕を回して掴まってしまった。
私の耳元で、一哉が小さな息を吐いて笑う声が聞こえる。
「なんだ。結構積極的」
「えっ!? い、一哉っ!?」
「いいよ。一回だけじゃなくても。なんなら夫婦生活一切なしは撤廃してやっても」
そう言って笑いながら、一哉が向かうのは寝室だ。
そこにある物と彼の言葉を掛け合わせて、今まで感じたことのない身の危険に、私は強く身体を強張らせる。
けれどすぐ我に返って、慌てて足と手をバタつかせて抵抗を見せた。
「やだっ、下ろして!!」
叫んだ時には、私は一哉のベッドに下ろされていた。
マットのスプリングが大きく軋み、私の身体が跳ねる。
咄嗟にギュッと閉じた目を再び開いた時、一哉は私の身体を跨いで膝立ちになり、シャツのボタンを上から一つずつ外しているところだった。
「あ……」
下から見上げているとその仕草と瞳があまりに色っぽくて、私の胸はドキンドキンとすごい勢いで打ち始める。
慌てて身体を起こして逃げ出そうとすると、思いの外強い力で肩を押さえつけられた。
「ひゃっ……」
俗に言うお姫様抱っこに慌てて、私は反射的に一哉の首に両腕を回して掴まってしまった。
私の耳元で、一哉が小さな息を吐いて笑う声が聞こえる。
「なんだ。結構積極的」
「えっ!? い、一哉っ!?」
「いいよ。一回だけじゃなくても。なんなら夫婦生活一切なしは撤廃してやっても」
そう言って笑いながら、一哉が向かうのは寝室だ。
そこにある物と彼の言葉を掛け合わせて、今まで感じたことのない身の危険に、私は強く身体を強張らせる。
けれどすぐ我に返って、慌てて足と手をバタつかせて抵抗を見せた。
「やだっ、下ろして!!」
叫んだ時には、私は一哉のベッドに下ろされていた。
マットのスプリングが大きく軋み、私の身体が跳ねる。
咄嗟にギュッと閉じた目を再び開いた時、一哉は私の身体を跨いで膝立ちになり、シャツのボタンを上から一つずつ外しているところだった。
「あ……」
下から見上げているとその仕草と瞳があまりに色っぽくて、私の胸はドキンドキンとすごい勢いで打ち始める。
慌てて身体を起こして逃げ出そうとすると、思いの外強い力で肩を押さえつけられた。