だから今夜も眠れない
それから数日、私はこのアプリと、

嫌われても子ども好きな館長のおかげで、

無事過ごすことができた。

但し、

リュカちゃんにとって魔法のアプリでも、

私にとっては不快音でしか無くて寝不足の毎日で会った事は、

誰にも言えないおまけ事項だった。


しかし毎日会うこの男には隠せないようで、


「眠れてないんですか?」

送り迎えをしてくれる早坂さんは、無表情で言う。


「分かります?」

「くますごいですよ。客商売なら化粧ぐらいしたらどうです?」


「し、失礼ねっしてるんだから、だけどそれを隠せないほど眠れてないのよ」


「今夜預かりましょうか?」

「え?」









< 44 / 45 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop