独身一般職(37) vs 新人リア充(20)
浴室からあがったあたしは行き場がなかった。

下の部屋のベッドの場所は知っている。
ちょうどあたしのベッドのすぐ真下だ。


あの二人が今頃どうなっているかなんて、考えなくてもわかる。


寝室に入るのは怖いけど、枕に突っ伏して思い切り泣きたかった。

よろよろとベッドに向かって、思い切り枕に顔をうずめる。


こうしている間にも、下からはベッドの軋む音がかすかに聞こえている。


もう、苦しくて苦しくてどうしようもなかった。


声を殺し、歯を食いしばる。


…誰か、助けて…

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