人事部の女神さまの憂いは続く

そして、やっぱり藤木さんに会いたくなってくる。

もう3日も会ってない。

たった3日、って昔の私は思っただろうけど、こんなに顔を見ないのは結婚して以来、というよりプロポーズされて以来初めてで、そろそろ限界だなって思う。

「藤木さんに会いたいなー」

素直に口にすると、いちゃついている2人が

「お、いいタイミングなんじゃない?」

なんてニコニコしている。


そして、その言葉の意味がわかったのは立花さんと一緒に飲んでいた焼酎のビンが空になった頃だった。

ピンポーンとインターフォンが鳴って、デリバリーが来たのかなと財布を部屋に取にいって玄関を覗くと、そこには会いたかった私の旦那さんがいた。

そして、固まっている私をよそに、大量の荷物を立花さんに渡して近づいてきた藤木さんは、私の足元におもむろに跪いて

「侑里、お願いがあるんだ」

言いながら、ぎゅっと両手で私の両手を包み込んだ。

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