人事部の女神さまの憂いは続く

3日ぶりに戻ってきた我が家。

玄関でギューっと抱きしめれれたあと

「これ以上くっつくと、すぐ抱きたくなるから」

離れてしまった藤木さん。どうやら香織さんの忠告通り、まずはゆっくり話しあってくれるつもりらしい。

お揃いのマグカップにコーヒーを入れてソファーにいくと、それを見た藤木さんが

「やっぱこうじゃないと」と呟いている。

「お前いなくなってから、片方だけで使うのが嫌で部屋のもの触れなかった」

ソファーに掛けられてたタオルケットに視線を移すと

「お前のいないベッドでなんか寝れるかよ」

不貞腐れている。その横顔がかわいくって頭を撫でると、やっぱり不機嫌なままで

「早く抱きたいから、お前の思ってることちゃんと全部話して」

言われてしまった。
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