人事部の女神さまの憂いは続く

その言葉がやっぱり俺様で、抱きたいからって、とちょっとムッとしていると、それに気づいたようで

「ゴメン。ちゃんとお前に信頼してもらえる男になりたいから全部話して。気になることは全部聞いて。俺もちゃんと話したい」

言い直してくれた。その言葉にほっとして、藤木さんに向き合った。

「まずは、ごめんなさい。心配かけて。でも、あの日あのまま藤木さんと顔合わせる自信なくって。何がいいたいのか自分でもわかんなくって、わかんないまま藤木さんと顔合わせたら結局流されちゃう気がして。ちゃんと自分で整理しないといけないって思たんです」

そこから話始めると、うんと力強く頷いてくれた。その眼差しは温かくて、それに勇気づけられるように、口を開いた。

「藤木さんが女の人はべらしてるの見て、それもショックだったんですけど、それ以上に藤木さんにとって私ってなんなんだろうって不安になっちゃって」

「なんなんだろうって」

びっくりした顔でツッコミを入れてくる藤木さんに、手で待ってと示して話を続ける。
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