人事部の女神さまの憂いは続く

「藤木さん、大好き」

言いながら抱き着くと

「なぁ、話は終わったから、抱いていい?」

真剣に聞いてくるから笑ってしまった。

「いっぱい、抱いてください」

お願いすると、そのまま肩に担がれてベッドまで連行されてしまった。


それからの藤木さんは、いつもと何か違っていて。

ひとつひとつ確かめるように、ゆっくりと全身に唇を這わしていく。もうよく知っている私の弱いポイントをしつこく攻めるのはいつも通りだったけど。焦らされてヘトヘトになっている私の中にようやく挿ってくれたと思ったら、今度は私の腰を押さえたまま動いてくれなくって。

我慢できなくって

「意地悪・・・」って抗議の言葉をなんとか絞り出すと

「これだけで出そう。でも、挿れてたいんだよ」

眉間にしわをよせながら、そんなことを言うから藤木さんへの愛おしさが溢れて、腰にある藤木さんの手を取って握って唇を寄せた。

「たーくん、一回出して。で、また挿れて?」

恥ずかし気もなく、そんなお願いをすると

「おまえっ」って言いながら、ギュッと抱きしめられたかと思うと抱き起されて、膝の上に乗せられた。

最近の藤木さんのお気に入りの体勢だ。それでいっぱいキスしてくれながら

「このまま出していい?」

甘い声で囁く藤木さんに幸せを噛みしめながら頷いた。




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