人事部の女神さまの憂いは続く
ふじっきーは不機嫌なまま、そんな私たちを見てるけど、こんなの慣れっこだし、こわくなんてない。
「しょうもない、だってー。ふじっきー、すでに愛想つかされてんじゃないのー?」
ププっと、小バカにしたように大輔が言うと今度はギロっとユリをにらみつけるふじっきー。
やばいって顔をしておびえるユリはかわいいけど、やっぱりまだこの暴君を手なずけてるわけじゃないんだって、ちょっぴり心配になる。
「ちょっと、ほんとのこと言われたからって、ユリに八つ当たりしないの」
ユリがかわいそうになって、そういっても、ふじっきーはよっぽどイラついているのか見当違いなことまで言い始めてしまう。
「しょうもないってなんだよ。お前は、俺が浮気してるかもってのはしょうもない情報だっていうのかよ」
「いや、そういうわけじゃなくって」
しどろもどりになりながらも、落ち着かせようとするユリに
「じゃあ何だよ。しかも、コソコソ連絡なんてとってやがって。狙われてんのわかってて、そういうことしてるってことは、それこそ浮気だからな」
言い放つふじっきー。