人事部の女神さまの憂いは続く
そんなふじっきーの太ももあたりに手を置いて、心配そうに見つめているユリは
「えっと、あの、ごめんなさい」
気まずそうに謝り始めた。いやいやいや、そこ謝るとこじゃないでしょ、と心の中で盛大にツッコミをいれながら流れを見守っていると
「いや、ニシユリが謝るとこじゃないだろ」
大輔がやっぱり口をはさんでしまう。
「ちょ、大輔はだまって」
ぴしゃりと言うと、文句を言いたげな表情をしていたけど無視だ。
「で、ユリは何に謝ってるの?」
「え、それは、不快にさせちゃったこと?ですかね・・・」
「なんで疑問形なのよ。とりあえず謝っとけばいいっていうのは、やめなさいよ」
そういうと、叱られた子どものようにシュンっとなって
「すみません」
うなだれているユリ。
「で?ふじっきーは、言っていいことと悪いことの区別もつかないのおバカさんなの?」
嫌味ったらしく行ってみると、やっぱりバツが悪そうに顔をしかめるだけで反応しない。