人事部の女神さまの憂いは続く
その顔をみたユリは
「あ、ほんとごめんなさい。私が悪いです。藤木さんが真人さんのこと、気にしてるってわかってたのに。そこは本当にごめんなさい」
頭をさらに深く下げている。ふじっきーは、そんなユリの頭をグシャっとちょっと乱暴になでると
「悪い。俺、まじかっこ悪い」
立てている膝に顔を埋めてしまった。
そんな2人のやり取りを見て、普段はこうやって怒った暴君をユリがなだめて、その場を収めるてるんだろうなって構図が見えたけど、こんな、なーなーで終わらせるのは後味が悪すぎる。
「いや、ふじっきーがかっこ悪いのは確かだけどさ、ちゃんと何が悪いかわかってんの?」
そういう私に、そーだそーだ、と小さい声で援護射撃をする大輔。
大輔が口を挟むと、余計にめんどくさいので、にらみを利かせて黙らせる。すると、すぐに私の言いたいことは理解したようで大人しくなったので、ご褒美に頭をなでてあげると満足気だ。
そんな大輔は置いといて、ん?という風にふじっきーを見ると溜息を一つつく暴君。