人事部の女神さまの憂いは続く
「悪い。心にもないこと言った。俺が勝手に侑里が弱ってるとこにつけこんだだけなのに・・・。こいつらの言ってること、たいがい当たってるから余計にムカついたんだよ。ほんと情けない」
思ったよりもちゃんと反省している様子の暴君にびっくりしていると、ユリがふじっきーの頭をなでている。
「ちょっとグッとはきましたけど、大丈夫ですよ。私が藤木さんのこと大好きなの、藤木さんが一番知ってるじゃないですか」
優しい表情でそういうユリは大人だ。さっき無駄に心配しちゃったけど、ふじっきーの扱い方をちゃんとよくわかっているんだなって、ほっとする。
「なんかいい夫婦って感じだね」
ポロリとそんな感想をこぼすと
「どこがだよ。こんな暴君に耐えてるニシユリが心配だよー」
尚も納得のいっていない大輔。それに
「立花さん、ご心配おかけしてすみません。なんか、こんな感じなんですけど、やきもち焼いてくれる藤木さんってレアで、ちょっとうれしいんですよね」
うふふっと笑うユリ。