人事部の女神さまの憂いは続く

「たしかに!うちの両親、海外行ったことないからその方が安心かも。藤木さん、弟さんとこの子供たちとか大丈夫ですかね」

ユリの言葉に

「んー、あいつらは適当で大丈夫じゃないかな。でも、そんなんで決めていいのか?どうせだったらタヒチとかの方がリゾート感あっていいんじゃない?」

無駄なこだわりをみせるふじっきー。

「リゾートって全部一緒に思えちゃうんですよね。キレイな海岸がある海辺のチャペルがあればいいです。せっかくだから、一緒に行くみんなが楽しめるとこの方が・・・。
藤木さん、どこか行ったことあるとこありますか?」

「いんや。リゾートは大学の卒業旅行でグアムくらい。んー、どうしよっかな」

珍しくなやんでるふじっきー。

「なに?どっか決めてたとこでもあるの?」

「こいつ結婚式のモチベーション低いから、どちらかとういうと旅行メインかなって思ってたんだよ。それだったら、タヒチとかの方が新婚旅行感あるなって」

言いながらユリの真意をはかるかのように、じっと見つめながら髪をいじってる。
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